(25)村人Dは依存している。
村人Dは上手く眠れません。
寒い冬はもちろん、夏も、春も、秋も、1年中を通して熟睡していません。
寝つきが悪い、中途覚醒はありませんが、如何せん眠り自体が浅いのです。
村人Dは限界が来た時に長い昼寝をします。そこでぐっすり寝て一時的に凌いでいます。大体月に1回くらいでしょうか。
熟睡できない理由はたくさんありますが、一つは地震への恐怖感があります。
村人Dは九州に住んでいます。数年前、夜中1時に起きた熊本地震。その後の余震、なぜか呼応するように揺れ出す豊後水道。一週間はまともに眠れませんでした。
ここ最近は落ち着いていますが、村人Dの住む地域に地震が起こるのは決まって夜中なのです。
震度3でも夜中ならとても怖く感じます。
いつも緊張しているのです。
頻繁に金縛りもあります。幽霊みたいな幻覚は見えませんが、とにかく体が何かに押しつぶされている感覚が続き、息苦しくなります。その金縛りが怖くて眠れません。
あと顕著なのはスマホ依存。もう睡眠が浅い理由の9割はこれが占めているでしょう。
ぶっちゃけ地震や金縛りはおまけ程度です。
スマホ。どこでもインターネットに繋げてなんでも調べられる人類の英知の結晶。
楽しいコンテンツがたくさん。特に鬱がひどい時には横になっても遊べる万能装置。
ありがとうスティーブジョブズ。毎年新しいiphoneが出るけど違いがわからん。あといい加減LightningからUSB -typeCにしてくれ。でも天才のそのまた上位しか集まってないApple社員がそれをしないのは何か理由があるんだろうなあ。
横道にずれた。
村人Dはとにかくスマホに依存しています。
スマホは目を疲れさせます。脳疲労も起こします。姿勢が悪くなります。いいことはありません。
しかしこの娯楽がやめられないのです。
流石にお風呂にまで持っていってはいませんが。
村人Dは少しずつスマホの時間を減らすことにしました。
1日の計画を立て、ぼーっと「何しよっかなあ」という時間を減らすのです。
やるべきことがたくさんあります。やるべきことを集中してやって、少しスマホを楽しむ。そうです。スマホは元々依存するためのものではありません。
村人Dは、まずはスクリーンタイムという機能で使用時間を見て日に日に少なくするようにしてみようと思っています。
「あれ、スマホ家に忘れてきた。」という「うっかり」ができるようになるといいですね。